2016/10/23

イスラエルのIDについて

概要
イスラエルでは身分証明書にIDカードを導入しています。
ヘブライ語ではテウダット・ゼフート(תעודת זהות )と言います。以下IDと表記します。
ID番号はパスポートや運転免許証にも表記され、イスラエルではすべての身分確認の際に使用される番号となっています。当番号はすべてのイスラエル国民、もしくは永住権保有者に対し与えられる番号です。

詳細
ID番号は新生児が生まれると内務省登録の際に与えられます。
IDカードの発行権限は内務省が管轄しており、16歳以上のすべてのイスラエル国民、もしくは永住権保有者に対し発行され、日々の携帯が義務付けられています。(IDカード携帯の義務1982年法化) 2012年まではIDカードに有効期限はなかったが、半永久的に使える事が問題視(更新期限はあるべき)され、2012年以降の発行のものは有効期限が10年と定められ、2012年以前に発行されたカードも2022年7月が有効期限となり、都度、更新手続きが必要になります。

日常での身分確認 
基本的にはすべてのこのIDカードによって身分確認等を行う。 具体的な利用方は下記のとおり。
・クネセット及び自治体における選挙の投票における本人確認(但し、2005年の法律改正で、運転免許証又はパスポートでも有効(双方にもIDナンバーが記載されているため)となりました。
・パスポート、運転免許証の発行などの行政サービスの享受 ・建物等施設に入る場合、IDカードの確認はほぼ必須。(官庁関係の入館、大手企業のビル入館ではIDと引き換えに入館カードを渡されるケースもあります。)
・ほぼ全ての契約行為において、契約書にサインとID番号の記載が慣例。
・クレジットカードの支払い時にもID番号の確認があります
・ガソリンスタンドでセルフ給油の場合も必要となります。
・普段は口頭でID番号を確認されることの方が多いです。

カード詳細 
IDカードに含まれる情報は下記のとおり。
・IDナンバー(9桁)
・フルネーム
・父親の氏名
・母親の氏名
・生年月日(ユダヤ暦でも記載)
・民族(2005年以降は記載廃止)
・性別
・発行場所、発行日(グレゴリオ暦、ユダヤ暦でも記載)
・カラー写真

セファフという別紙に付記として、下記の情報も記載されている。
・現在の住所
・(現在の住所に転居する)前の住所
・前の氏名 ・配偶者と子供の氏名、誕生日、IDナンバー

生体認証(バイオメトリックス)(תעודת זהות ביומטרי )
イスラエル政府は近年のID偽装や身分証明書に関する違法行為に手を焼き2009年12月に生体認証システム導入を国会で決定。 現在、生体認証を用いたSmart IDの導入が検討中(2009年12月に生体認証システム導入をクネセトで決定、2013年7月からシステムの試験開始)で、過去2年で約60万人の市民に試験的に導入済み。 内務省によると、OECD加盟国のうち、最も多くの偽造パスポートが確認されているのはイスラエルで、テロにも利用されています。 (具体例として、2002年、ネタニヤのパークホテルで発生した爆弾テロ事件。自爆テロ犯はホテル入場のため、変装に加え、偽造IDカードを使用し、入場した) 内務省下の生体認証情報管理局によると、IDカードの不正利用による被害額は年間数億シェケルと試算。 以上のことから、同局は国民全員が数年以内に現在のIDカードからSmart IDカードに切り替えるべきと主張していますが、 今年の6月に国政監査官シャッピラ氏(Yosef Shapira)が試験運用中のSmart IDは時期尚早という見解を出している。また、野党(メレツ)の一部からプライバシーの侵害や十分な検証がおこなわれていないとして、導入反対の声がでています。倫理的観点から弁護士協会も反対しています。
http://www.mevaker.gov.il/he/publication/Articles/Pages/2015.06.23-Biometric.aspx?AspxAutoDetectCookieSupport=1

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